PLANNING CARD・リニューアルしました!「キカクのシカク」の誕生です。

むか〜し昔、大阪の四ツ橋でプランニングカードの基(もと)になるアイデアが生まれました。かれこれ 二十数年前のこと。

私共インタースタイルの前身の企画・デザイン会社(旧カネボウファッション研究所)の頃から今日に至るまで、企画という仕事に従事してまいりました。
商品開発、デザイン制作、売り場作り、動画制作、サイト作成、Webショップ支援、ブランド開発・・・など、企画業務の中で生きてきたスタッフの集団です。

そこで蓄積したノウハウから生まれたのが【PLANNING CARD】(プランニングカード)です。
組織として企画業務を進めていくノウハウがいっぱい、新人さんが企画って何かということに気付くヒントがいっぱい、「人×人」の共有から生まれる仕掛けがいっぱい 四角いカードに詰まっています。

プランニングやマーケティングといった業界では、よくわからないカタカナ語がたくさん出てきて意味が解らないという声をよく耳にします。確かに耳障りはカッコいいですよね~。カッコいいのかも知れませんが、本末転倒ですよね。そこに一石を投じたのがプランニングカードです。

もちろん、私もカッコつけたりする時は、すました顔してカタカナ語を口走ったりしちゃったこともありましたよ~。(^o^;)
実は日本語ってすごいのですよね。日本語って、ニュアンスまで解り合えたりしませんか?(カタカナ語使いまくりですが、お許しください)
「日本語ってちゃんとニュアンス伝わるよね」というのが、実はプランニングカードが生まれた大きな要因だったのです。漢字と平仮名・カタカナを使うとニュアンスまでシンプルに伝えられますね。(英語でなかなか象徴的にならず文章になるのです)

どんなにかっこいいカタカナ語を使っても本来やるべきことがわからないので、ひたすら難しい本を読んだりしてしまいます。そして、わからないカタカナ語を調べて、また読んで、また調べて、また読んで、嫌になります。実は私も読みました。調べました。そして、忘れました。そうすると、プランニングやマーケティングは難しいものになってしまいますね。

本来はすごくおもしろいものなのに。

一番大切なのは、「どうなっているのか?」を見ること、知ること、解ることであって、その主語は「何が?」ということなのです。「何が?」には2つありますね。「使う人(対象の人)」と「商品・サービス(対象のモノ・コト)」。
この段階では、「私はこう思う」的な感情論は必要ないのです。これが無駄に会議を長引かせていませんか?困ったものです。長い会議に付き合わされたことも多数ございます。
ほぼほぼどうなっているかが解ってきた段階で初めて「こういう考え方はどうだろう?」が出始めるものなのですから。

「やり方」を覚えなければできないとなっちゃうんです。
「やり方」じゃなくって「やることが解る」ことが大切なのです。
「やることが解る」のがプランニングカードです。

それは、いろんな仕事でも言えると思うのです。私自身がすべての仕事をしたわけではないので言い切れませんが。

事務の仕事でも、営業でも、アルバイトでもパートでも。「仕事の対象がどうなっているか?」「その仕事は何をすることなのか?」という2つの対象からできていますよね。その2つを一番良い状態でピタッと合わすのが、仕事なのですよね。それができている人が仕事のできる人になりますよね。

例えば、コンビニのレジ打ち。「お客さん」と「レジ打ちの仕事」を一番いい状態にすれば良い仕事になりますよね。「お客さんも気持ちよく、レジ打ちの効率もよく、次のお客さんも気持ちよく」って考えながら仕事ができている人は、しっかり状況を見ていて理解して臨機応変に動く。「おっ、この店員さん、いいね~」ってなりますよね。

仕事は状況を見て「考えるべきこと」を「考えること」なのです。2つの対象が仕事の種類によって違うだけなのです。「言われた通りやっときました!」では残念ながら仕事にならないのですね。

プランニングカードは実際に、クライアントさんの研修で使ったり、お仕事の説明の際に使ったり、実務の中でお客様と一緒に使ったりしてきました。従来の仕事のやり方と大きく違うので苦労された方もいらっしゃいます。覚えていらっしゃる方もおられるでしょう。一緒に汗を流した方々もいっぱい … ほんまに。(笑)

今、改めて見てみると、自分たちで作っておきながらお見せするのも少々恥ずかしいくらい、20年近く前のカードは出力し直しても、さすがに古さを感じるのですね。なんか写真も古い感じがするものです。(^o^;)

それじゃ〜 ということで、2024年・春 スタッフ総出でリニューアル(中身も見直し再構築)しました!

「ああでもない!」「こうでもない!」「それは違うんちゃう?」「ええやん、それそれッ!」など、みんな立ったままワイワイとやりながら、今の時代を見直し・感じ・考え・語り合い・ぶつかり・描き合いながら・・・
そんなこんなで生まれ変わりました!

旧プランニングカードは、厚紙に出力した紙を貼り付けて作っていたのですが、今回は印刷しちゃいました。
厚紙に印刷するだけで、ググッとグレードがアップした感じになりますよ!

スペシャルバージョンでは、基本カードをアクリル板に印刷しちゃったりしたら、これまた素敵なカードになったのです。

さて、プランニングカードのことを改めて見直し、作り直してみると、

「キカクのシカク」

というぴったりなキーワードがふわふわと浮かんで来ちゃいました。
これは 2024 debut! のNewキーワード!

四角(SQUARE)・・・「正方形」
視覚(VISION)・・・「視覚情報」
視角(VIEW ANGLE)・・・「違う視角」
死角(BLIND SPOT)・・・「盲点」
資格(LICENSE)・・・「条件を満たす」
始覚(NOTICE)・・・「気付く」

Oh Good Idea!

という いろんな意味で納得の「キカクのシカク」の誕生です。

アイデアは、こうして生まれるものです。

ずっと考え蓄積されていくとこんなふうに降りてくるのです。プランニングカードが生まれた要因は実はこれが大きいのです。外注としてお客様から依頼されるお仕事と、お客様と弊社の間に共有の情報や思考の場を生み出すお仕事では大きな違いのあるのです。

まさに「キカクのシカク」をクライアント様と弊社の間(人×人の間)で共有すればそこにしかない土壌ができるのです。そして、その土壌からでないと生まれないアイデアがあります。だから、唯一無二のオリジナルプランニングが誕生するのです。

このプランニングカード(決してゲームではなく大真面目です)を、一度試してみませんか?遠回りするように感じるかも知れませんが、きちんと仕事ができます!急がば回れです。「一緒に考え、一緒に創る。」から貴社の力になるのです。貴社に土壌ができていくのです。

商品企画・販促企画・MD企画 いろんな企画のお仕事でお困りの方は一度プランニングカードしてみませんか?企画の基本も実感できて、新しい発見もあり、結構心が揺さぶられますよ。

お問い合わせページよりご連絡くださいね。